カ行ア行サ行タ行ナ行ハ行マ行ヤ行ラ行ワ行

カイ食い
馬の食欲です。カイ食いがよく、カイバをたくさん食べているときは、体調がよいようです。

カイバ
馬に与えるエサです。馬が体調を崩してあまりカイバを食べないことを「カイ食いが悪い」と言います。

返し馬
レース直前に、馬たちが軽くコースを走る、脚慣らしのことです。俗にコズミと呼ばれる、一種の筋肉痛をやわらげるのに効果があります。

かかる
レース中、馬が騎手の言うことをきかず、勝手にスピードを上げて暴走することです。「ひっかかる」とも言います。かかってしまうとペースが滅茶苦茶になり、たいていは途中でバテてしまいます。馬の気性が悪いときや、スローペースになったときに騎手が無理にペースを抑えようとしたときに、かかりやすくなります。

勝ち負けになる
馬が、レースで1着を争える状態になっていることです。「今日は勝ち負けになるよ」と言えば、馬のできに自信があることです。

ガレる
疲労などの原因で、体重が減り、体調が悪くなることです。

変わり身
長い間休んでいた馬が鉄砲のレースを凡走しても、そのレースで走りの勘を取り戻したり、馬体が絞れて次のレースで好走したとき、その馬は「変わり身を見せた」と言います。

カンカン泣き
カンカンとは、馬の負担重量です。「カンカン泣き」とは馬が重い負担重量を苦にすることです。

気合い
馬のレースへのやる気、闘志のことです。「気合いのりがいい」「すごい気合い」などと使います。

騎手
レースの際、競走馬に騎乗して馬を操る人のことです。ジョッキーとも言います。馬七人三(レースの結果は馬の力が7割、騎手の腕が3割で決まるということ)などと言われ、レースの結果に大きな影響を与えます。

脚部不安
競走馬の脚に、故障などの不安な点がある状態です。脚部不安のある馬は、頻繁にレースに出したり、強い調教をつけたりすることができません。

距離適性
競走馬自身の能力を発揮できる距離のことです。「距離適性がある」と言えば、その距離で能力を発揮できるということです。距離適性があるかないかは、レースに勝つかどうかを考えるうえで非常に重要なポイントです。

距離の壁
ある距離までのレースなら良い成績を残すのに、それ以上の距離では、どうしても良い成績が残せないことを「距離の壁がある」と言います。たとえば、1800mまでのレースには強いのに2000m以上になるととたんに勝てなくなる馬にとっては、その200mの差が越すに越せない距離の壁となっているのです。

くせ馬
気性が悪く、騎手の言うことを聞かない馬のことです。

口を割る
レース中に折り合いを欠いた馬を、騎手が無理に抑えようとして、手綱を引いたときに、馬が口を開いてしまうことを言います。「口を割る」ほど折り合いを欠いた馬は、そのレースでは好成績を残せないことが多くなります。

屈ケン炎
その腫れ上がった形がエビのお腹に似ていることから「エビハラ」とも言われる、非常にやっかいな脚の病気です。多くの競走馬が悩まされています。完全な治療は難しく、一度かかると無理がきかなくなります。

クラシックディスタンス
2400m前後の距離のことです。凱旋門賞や日本ダービーなど大レースの多くがこの距離で行われます。スピードとスタミナの両方を兼ね備えていないと勝つことのできない、最も権威のある特別な距離と言えます。

クラシックホース
クラシックレースを制した馬のことです。「クラシックウィナー」とも言います。

掲示板
レース後、5着馬までの馬が表示されます。このことから、「掲示板に載る」というと5着までに入着するという意味になります。

検量室
レースの直前と直後に騎手の検量をするところです。規定重量を満たしているかどうか、不正がないかどうかをチェックします。

豪脚
並外れて優れた脚力のことです。

コズミ
一種の筋肉痛です。軽いものであれば、返し馬でウォーミングアップするだけでとれることもありますが、重症の場合、笹針で濁った血を抜くなどの治療が必要になります。

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